オフィシャルブログ|株式会社三光建設

株式会社三光建設
オフィシャルブログ

三光建設の雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社三光建設、更新担当の中西です。

 

“伝え方”と“こだわり”✨

 

足場業は、現場では欠かせないのに、一般の方には仕事内容が伝わりにくい業種でもあります。だからこそ「魅力の伝え方」を整えると、採用にも営業にも強くなります。ここでは、足場業の価値を“見える化”するポイントをまとめます。

1)「安全へのこだわり」を言語化する✅

足場の価値は安全に直結しています。ですが安全は“見えにくい”。そこで、具体的に伝えるのが大切です。

例:

  • 手すり先行で作業者の不安を減らす

  • 墜落防止のため開口部を必ず処理

  • 点検記録を残し、状況変化にも対応

  • 強風時はシート管理・結束を徹底

こうした“当たり前を徹底している姿勢”は、一般のお客様にも伝わります。安全へのこだわりが見えると、選ばれる理由になります。✨

2)「使いやすい足場」は他職種の味方️

足場が使いにくいと、現場全体の効率が落ちます。逆に、使いやすい足場は「現場の仕事が進む」。この価値を前面に出せると強いです。

  • 材料を置けるスペースを確保

  • 昇降動線を分かりやすくする

  • 作業高さを適切に調整

  • メッシュシートや養生で作業環境を整える

足場屋は“現場の段取り屋”。この役割を言葉にすると、魅力が一気に伝わりやすくなります。

3)近隣配慮=プロの証️

足場工事は、音や車両、資材の搬入で近隣に影響が出ることもあります。ここに配慮できる会社は信頼されます。

  • 朝の挨拶・声掛け

  • 資材の置き方(通路を塞がない)

  • 養生と清掃

  • シートのばたつき対策

「工事って不安だな…」という住民の気持ちを、足場屋が和らげることができる。地域の安心を守る仕事でもあるんです。

4)採用で伝えるべき“本当の魅力”‍♂️✨

若い人や未経験の人に足場業の魅力を伝えるなら、「稼げる」だけでは弱いです。響くのは“成長”と“誇り”。

  • 技術が身につき、できることが増える

  • チームで動き、仲間ができる

  • 現場を支える実感がある

  • 体力だけでなく判断力が磨かれる

  • 将来、独立や現場管理にもつながる

そして何より、「自分の仕事が誰かの安全を守っている」という誇り。これは、どんな仕事にも負けない魅力です。

5)写真・動画で“見える化”すると最強

足場業はビジュアルが強い仕事です。施工前→施工中→施工後、組立の整然さ、高所からの景色、チームの動き。これらは文章だけより、写真や短い動画で伝えると一気に魅力が上がります。

  • 「足場ができるまで」タイムラプス

  • 安全対策の工夫紹介

  • 1日の流れ(朝礼→搬入→組立→点検)

  • チームの掛け声や連携

採用にも営業にも活きる“資産”になります。✨

 

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“将来性”が強い!

 

「建設業は忙しそうだけど、将来性はどうなんだろう?」
そんな不安を持つ人もいるかもしれません。でも足場業は、むしろ将来性が強い分野です。なぜなら足場は、新築だけでなく「改修」「修繕」「維持管理」でも必ず必要になるから。️

日本は“直す工事”が増える国

日本は高度成長期に建てられた建物が多く、これからも改修・修繕の需要が増えます。外壁塗装、防水、屋根工事、耐震補強、設備更新。こうした工事の多くで足場が必要です。

さらに、自然災害(台風・地震・豪雨)による復旧工事でも足場は欠かせません。つまり足場業は、景気に左右されにくい“基盤”の仕事。建物がある限り、直す工事がある限り、足場は必要です。

法令や安全基準の強化で、質の高い足場が求められる

安全対策の意識が高まるほど、「ちゃんとした足場」が評価されます。手すり先行工法、墜落防止対策、適切な点検、書類管理…。雑な足場は敬遠され、品質の高い業者が選ばれる時代。

だからこそ、真面目に安全と品質に向き合う足場屋は、仕事が増えやすい。価格競争だけでなく「安心を買う」お客様が増えていくからです。✨

デジタル化・新工法で“進化する職人”になれる

足場業も進化しています。図面や写真の共有、現場管理アプリ、部材管理、工程管理など、デジタルツールを使う場面が増えています。さらに、部材自体も軽量化や高強度化が進み、施工性が上がる工夫がどんどん出てくる。

「職人=昔ながら」ではなく、今は“進化できる職人”が強い。新しい道具や工法を吸収できる人は、現場で重宝されます。

キャリアの選択肢が広いのも魅力

足場職人として経験を積むと、将来の選択肢が増えます。

  • 職長としてチームを束ねる

  • 現場管理や施工計画に関わる

  • 独立して会社を持つ

  • 鳶全般(鉄骨・橋梁・重量)へ領域を広げる

  • 安全管理の専門へ進む

足場で身につく「現場を見る目」「段取り力」「安全の知識」は、建設現場で非常に汎用性が高い。足場は“入口”にも“軸”にもなれる仕事です。✨

地域密着で信頼が積み上がる️

足場は地元での案件が多く、地域の工務店や塗装会社、不動産会社とつながりができやすい業種です。良い仕事を続けるほど紹介が増え、リピートが増え、仕事が安定します。

「〇〇さんの足場なら安心」
この一言は、何よりの財産。人の信頼で仕事が回る世界だからこそ、誠実さが強みに変わります。

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「技術×判断力」

 

足場職人の魅力は、体力だけでは語れません。むしろ本質は「技術」と「判断力」。現場ごとに条件が変わる中で、安全・効率・品質を同時に満たす足場を組む。これは“現場の知恵”の集合体です。️✨

足場の種類は多彩!現場で使い分ける️️

代表的な足場だけでも、枠組足場、くさび緊結式足場(ビケ足場)、単管足場、吊り足場、移動式足場などがあります。建物の規模や形状、作業内容によって最適解が違うため、「どれでも同じ」ではありません。

  • 枠組足場:大型案件で安定性が高い

  • くさび式:戸建て・中規模でスピーディ

  • 単管足場:複雑な形状や狭小地で対応力◎

  • 吊り足場:橋梁や高架下など地面から組めない場所

  • 移動式:屋内や設備工事で小回り

この“現場に合わせた選択”ができると、足場屋としての価値が一気に上がります。現場の条件を読み、材料・手順・人員を組み立てる。まさに職人の腕の見せどころです。

ミリ単位の精度が、現場の質を決める✨

足場は大きい構造物ですが、仕事は案外細かい。手すりの高さ、踏板の固定、壁つなぎの位置、水平の取り方、支柱の通り、昇降階段の配置…。少しのズレが、揺れや不安感につながります。

職人が足場に乗った瞬間に「この足場、しっかりしてる」「怖くない」と感じるのは、こうした細部の積み重ね。丁寧な足場は、現場の安心感を作ります。安心がある現場は作業が早い。早い現場は品質も上がりやすい。足場は“工事全体の品質”を底上げする存在なんです。✅

判断力が求められる「生きた現場」️

足場は屋外作業が多く、天候や風の影響を強く受けます。強風時の対応、雨天後の足元、凍結、暑さによる集中力低下…。その日の状況に合わせて、作業方法や時間配分を変える判断が必要です。

また、周囲の通行人や近隣への配慮も重要。養生シートの張り方ひとつで騒音や粉塵の拡散が変わりますし、資材の搬入導線を誤ると迷惑になったり危険が増えたりします。足場職人は、現場の中だけでなく、現場の外まで見て判断する仕事。視野が広いほど信頼されます。✨

チームで動くから“絆”が生まれる

足場は一人では組めません。声掛け、合図、段取り、荷上げ、部材の受け渡し。息が合うほど作業は滑らかになり、事故リスクも下がります。

「次これ渡す」「ここ抑える」「先に組む」
言葉が少なくても通じる瞬間が増えていくと、チームの一体感は強くなります。現場で同じ汗をかいて、同じ景色(高所から見る朝焼けや夕景)を共有する。これは足場業ならではの魅力です。

成長がわかりやすい!“一段上”が増えていく

新人の頃は、部材の名前を覚えるところから。次に運搬、整理、受け渡し。慣れてくると、組み立ての一部を任され、やがて全体を見て動けるようになります。

足場は、成長が目に見えます。

  • 以前は怖かった高さが平気になる

  • 組み方の段取りが読める

  • 部材数量を事前に想像できる

  • 現場での「予測」が当たるようになる

経験がそのまま力になる世界。だからこそ、努力が報われやすく、技術が積み上がる実感があります。

 

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「街の舞台」

 

建物が完成したあと、外から見えるのは美しい外壁や窓、屋根のライン。でも、その“完成”の前には、必ずと言っていいほど「足場」があります。足場は、職人さんが安全に、そして正確に作業するための“舞台”そのもの。つまり足場業は、家づくり・街づくりの現場を支える、土台中の土台の仕事なんです。‍♂️✨

足場は「ただ組むだけ」じゃない

足場のイメージって、「金属パイプを組み立てる」「高いところで作業する」という印象が強いと思います。でも実際は、建物の形状・周辺環境・工程・作業職種に合わせて、最適な“作業空間”を設計していく仕事。たとえば同じ戸建てでも、土地が狭い・電線が近い・隣家との距離が短い・玄関の出入りを確保したい…など条件は毎回違います。

足場屋は「現場の状況を読み取って、最善の構造を組む」プロ。安全面と効率面の両方を成立させるために、頭の中で立体を組み立て、作業導線をイメージし、部材の数量や配置を考えます。これは立派な“現場設計”です✨。

目に見えて達成感がある仕事️✅

足場の魅力のひとつは、成果が分かりやすいこと。朝は何もなかった建物の周りに、夕方には足場が立ち上がっている。撤去のときも、あれだけ巨大だった構造物が数時間で消える。その変化の大きさが、日々の達成感につながります。

また足場は、完成後に残らないことが多い“縁の下の力持ち”。だからこそ、現場で他職種から「足場きれいで使いやすい」「段取り助かった!」と言われると、嬉しさが大きいんです。足場が整うと、塗装屋さん・屋根屋さん・外壁屋さん・左官屋さんなど、みんなの仕事がしやすくなる。現場全体の空気まで変わります。

「安全」を守る責任と誇り

足場業は危険と隣り合わせ…だからこそ、安全に対する意識と技術が強い業界です。手すりの設置、落下防止、開口部の処理、昇降設備の確保、部材点検、地盤や荷重の判断。これらを“当たり前”に積み重ねていくことで、現場の事故を防ぎます。

安全は、ただルールを守るだけではありません。
「この場所は風が抜けるから揺れやすい」
「この導線は材料を運ぶときに引っかかる」
「ここは夜間に通行があるから養生が必要」
こういう“気づき”を先回りして反映できるのが、足場職人の強み。現場を守るのは、自分だけじゃない。そこで働く全員の命を守る。だからこそ誇りがあります。✨

足場屋は“現場のリーダー”になれる‍♂️

現場の最初に入って最後に出ることが多いのが足場屋。工程の入り口と出口を担う立場だから、自然と現場全体を俯瞰する力が育ちます。「この工程は何日で進む」「この時期にこの職種が入る」「資材搬入はここからがいい」など、現場の段取りを理解するほど、信頼は増します。

つまり足場業は、技術職でありながら“現場マネジメント”にも近い領域に踏み込める。経験を積めば、親方・職長としてチームを動かし、現場全体から頼られる存在になれます。

街に残るのは足場ではなく「支えた実績」️

足場は解体される。写真に残りにくい。名前も表に出にくい。
でも、あなたが支えた現場は、街に残ります。子どもが通う学校、誰かの家、地域の病院、店舗、工場…。足場がなければ安全に工事が進まない建物ばかりです。

足場の仕事は、誰かの暮らしを守り、街の景色を更新する“基盤”。今日組んだ足場の先に、完成した建物が立ち、人が集まり、生活が続いていく。そう思うと、毎日の仕事が少し誇らしくなりますよね。

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🏢 内装スケルトン/原状回復:短工期・夜間作業の段取り 🌙

 

 

テナント退去やリニューアルの現場では、
短工期・夜間作業・ビル管理ルールという“三重制約”が重なります。

成功のカギは、

🎯「音」「埃」「動線」──この3つの“線”を同時に制御すること。

ここでは、チェックリスト+タイムスライス設計+現場テンプレで、
実務で使える段取りのポイントを整理します。⏱️


📋 1. 着工前の管理調整

1️⃣ 管理会社への工程承認

  • 作業時間帯(音出し可能時間)の明確化。

  • 夜間出入り口・搬出経路・仮置きスペースの確保。

2️⃣ 共用部養生計画

  • エレベータ・廊下・床・壁コーナーを重点養生。

  • 復旧範囲と責任区分を文書化して合意。

3️⃣ 建築・電気・空調の事前協議

  • 止水・残置設備・排気ダクトの汚染対策を確認。

  • 他テナントへの影響を最小限に。


⏳ 2. 作業の“タイムスライス”設計

夜間作業では、音の性質と時間帯の使い分けが重要です。

時間帯 作業内容 留意点
21:00〜23:00 静音作業(養生・撤去準備) 立て込み・搬入のみ。電動工具NG。
23:00〜02:00 高音作業(ブレーカー・はつり) 管理者立会い。苦情対策時間帯を厳守。
02:00〜05:00 積込・搬出・清掃 台車移動時は防振マット使用。
05:00〜06:00 検査・共用部復旧・臭気確認 翌朝営業開始に支障がないよう確認。

💡「タイムスライス=夜間工程の地図」。
音・光・動線を分けて考えることが、夜間品質の第一歩です。


🔇 3. 粉じん・臭気・騒音の管理

  • 負圧集じん機を開口部に設置。作業区画はポリ養生+エアロックで隔離。

  • 散水+ミストで粉じん拡散を抑制。

  • 臭気対策:溶剤使用時は活性炭フィルタ。作業後はオゾン脱臭を検討。

  • 測定記録:粉じん・騒音のログを日次で掲示。

📉 “見えないもの”ほど数値で管理。
夜間の静かさは、測定と記録で証明する。


♻️ 4. 廃棄物の分別と搬出動線

  • 夜間搬出動線は 台車 → エレベータ → 仮置き → トラック直線化

  • 色分けコンテナ(床材/天井材/金属/ガラス/混合)で仕分けミス防止。

  • 台車は防音タイヤを使用し、共用部床面を傷付けないよう養生板敷設


🧾 5. テンプレ:夜間作業掲示

夜間作業のお知らせ

日時:〇月〇日〜〇月〇日 21:00〜6:00(高音作業 23:00〜2:00)
作業内容:内装撤去・下地はつり
対策:負圧集じん・散水・共用部養生・夜間清掃
連絡先:責任者 〇〇(000-0000-0000)

👀 掲示は管理会社・隣接テナント・警備室の3か所に設置。
文面はフォント大きめ+白地黒文字で見やすく。


🚇 6. 事例:駅直結ビルの原状回復

  • 始発前に搬出完了必須のため、23:00〜02:00で高音作業を集中。

  • 人員を増やし、残り時間を清掃・臭気確認・共用部復旧に割り当て。

  • 床点検口を活用し、ダクト・配線トレースを効率化。

  • 退場前に臭気検査+風量測定+共用部写真提出で“翌朝問題なし”を達成。


✨ 7. まとめ

内装スケルトン・原状回復の短工期では、
**「タイムスライス×動線直線化×見える化」**が三本柱。

  • 夜間の音・埃・臭気を定量管理

  • 共用部復旧までを“工程の一部”として設計

  • 翌朝、「何もなかったような空間」を引き渡す

🌙 “夜間の静けさも施工品質の一部。”
翌朝にトラブルがない現場こそ、真の原状回復現場です。

 

 

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株式会社三光建設、更新担当の中西です。

 

🔩 鉄骨造の解体:切断・ボルト外し・揚重計画 🏗️

 

鉄骨造(S造)の解体は、“つないでいるものをほどく”作業。
接合部は溶接・高力ボルト・リベットなど多様であり、
火気と高所という2大リスクを抱えながら、切断 → 吊り降ろし → 分別を順序立てて行います。

揚重では、荷重・重心・風の3点が命。
ここでは都市部の中規模S造を想定し、切断計画・防火養生・玉掛け・クレーン選定までを現場目線で解説します。🔥🧯


🔍 1. 接合の見極めと解体手順

1️⃣ 事前調査

  • 図面・現地で接合種別(溶接/ボルト)と柱脚形状(露出/埋込)を特定。

  • 特に溶接部は熱切断計画を要し、粉じん・火花の拡散経路も把握。

2️⃣ 仮設・養生

  • 先行足場、防炎シート、火花飛散防止板を設置。

  • 消火器・バケツ・水ホースを配置し、火気作業許可票を掲示。

3️⃣ ボルト外し・切断

  • 解体順序は梁 → 小梁 → デッキ → ブレース → 柱

  • 倒れ込み防止の“残しボルト”を計画し、解体進行方向を全員で共有。

4️⃣ 揚重作業

  • 玉掛け角度・荷重分散を確認し、重心マークを明示

  • 玉掛け者・合図者・オペレーターの三者で事前シミュレーションを実施。

5️⃣ 分別・搬出

  • 鉄骨、デッキ、スラブ(RC)、断熱材を区画線で分離。

  • 搬出動線を直線化し、4t車→10t車へのシャトル搬送も視野に。

💡 コツ:「最後の1本をどこに残すか」を全員で共有し、声掛け・合図をルール化。📣


🔥 2. 火気管理と防火養生

  • 火気作業許可書:日次発行。責任者・作業時間・場所を明記。

  • 防火養生:耐火シート+火花受け+下階の二重遮蔽。

  • 消火体制:粉末消火器を複数配置。退場時は「火の元確認2回」を徹底。

  • 防炎シートの点検:穴・劣化の確認を毎朝実施。

🔥 火気作業は「燃えない」ではなく、「燃えても被害を出さない」が原則。


🏗️ 3. 揚重計画とクレーン選定

  • アウトリガー設置条件
     → 道路占用許可・地耐力・暗渠位置を確認し、鉄板敷きで面圧を分散。

  • 機種選定
     → 一般的には25t〜50tラフテレーンクレーン
      旋回範囲・上空電線・建物間距離を確認してブーム長を設定。

  • 合図法
     → 手信号は統一、トランシーバー併用。
      合図者を固定し、誤認防止のため指差呼称を実施。

📡 クレーン作業は“指示より準備”。
一度吊ったら戻せない前提で、荷姿・重心・風速を読み切る。


🏙️ 4. 事例:S造3階・延床600㎡・市街地

  • 夜間火気禁止のビル管理規定により、昼間切断・夜間搬出で工程を分離。

  • **風速観測(風速計設置)**を導入し、瞬間風速10m/sで作業中止基準を明文化。

  • デッキ下の断熱材飛散に備え、湿潤化+袋詰めで飛散防止。

  • 電線・歩行者動線を常時監視し、誘導員を配置。

🧾 記録・測定・掲示を組み合わせ、
「安全・静音・クレームゼロ」の現場を実現。


⚠️ 5. よくあるミスと予防策

ミス 発生原因 予防策
ボルト残りの見落とし → 急な回転 確認不足 指差呼称+カラーチョークで“外し済み”明示
玉掛け角度過大 → 荷重集中 荷姿計画不足 2点吊→4点吊に切替、スリング長を見直す
火花の養生不足 → 下階焦げ 防火計画不足 不燃ボード+耐火シートで二重養生
クレーン旋回範囲の過小設定 計画未確認 旋回シミュレーションで可動域を確認

✨ 6. まとめ

鉄骨造の解体は、順序と合図の工事
火気・高所・揚重の三位一体を正しく管理すれば、安全・静音・高効率が両立します。

🧠 “切る”ではなく、“解く”という発想を。
一つひとつの接合を理解し、秩序立てて外すことが、鉄骨解体の本質です。

 

 

 

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🧱 RC造(鉄筋コンクリート)解体:工法比較と機械選定 🚧

 

RC解体は、“壊す”ではなく壊し分ける技術です。
騒音・振動・粉じんという「三重管理」のもと、クラッシャー/ブレーカー/ワイヤーソーを状況に応じて使い分け、鉄筋分離と再資源化率の最大化を目指します。⚙️


🔧 1. 工法の選択肢と適用条件

工法 特徴 適用箇所 注意点
クラッシャー(圧砕) 騒音・振動は中程度。粉じんは散水で抑制可能。 梁・柱の圧砕 過剰圧で鉄筋が変形しないよう注意
ブレーカー(打撃) 能力が高く、厚肉構造も対応可。 床版・基礎 騒音・振動が大きく、学校・病院近隣は時間帯制限が必須
ワイヤーソー/コア抜き 静的切断で振動ほぼゼロ。 隣接建物・共用壁 コスト高だが近隣条件が厳しい現場で有効

💡 ポイント:
現場条件(距離・用途・構造厚・近隣環境)を基に、複数工法の併用設計が最も現実的です。


🔇 2. 養生と静音計画

  • 防音パネル+二重シートで遮音層を形成。

  • 開口部は負圧集じん機を設置し、粉じん拡散を根本的にブロック。

  • 散水ノズルを固定化し、連続的に粉じんを抑制。

  • 測定点は「敷地境界2点+出入口1点」を設定し、騒音・振動・粉じんのログを日次で掲示。📈

📋 「データで静かさを証明する」ことが、
近隣からの信頼とクレームゼロにつながります。


♻️ 3. 鉄筋分離と搬出設計

1️⃣ 圧砕 → 鉄筋露出 → グラップル回収 → 磁選 → ガラ分別
 → 一連の流れを止めないことで、作業効率と再資源化率を両立。

2️⃣ 仮置きヤードは区画線で分離
 → 木くず・金属・ガラ・石膏などを明確にゾーニング。

3️⃣ 搬出動線は直線化
 → 10t車が入れない場合、4tシャトル運搬を設計段階で組み込み。🚛

♻️ 鉄筋の磁選とガラの粒度管理が、“再資源化率90%超え”の鍵。


🏢 4. 事例:RC3階建(前面4m道路)

  • 切断+吊り降ろし方式で躯体をブロック化。

  • 1階に商業テナントが営業中のため、高音作業は早朝集中。

  • 鉄筋回収を徹底し、再資源化率95%を達成(社内KPI)。

  • 騒音・振動・粉じんはすべて基準値内、苦情ゼロ。

🧾 記録と測定の「見える化」で、
クレームゼロ×再資源化×工程短縮の三拍子を実現。


🎯 5. 安全と品質のKPI

管理項目 目標基準
災害発生 0件
近隣苦情 0件
騒音・振動 基準値内維持
再資源化率 90%以上
工程遵守率 100%

KPIは現場掲示板で「日次更新」
進捗を可視化することで、作業員の意識も高まります。
近隣へも公開することで「安心感」を醸成。📊


✨ 6. まとめ

RC解体は、「静かさ × 分別 × 記録」の競技。

  • 工法を混ぜて設計する“ハイブリッド戦略”

  • 測定とログで静音品質を見える化

  • 鉄筋・ガラを“資源”として扱う視点

🧠 “壊す”ではなく、“再生を前提に壊す”
それが現代のRC解体のプロフェッショナリズムです。

 

 

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木造住宅の解体:養生・分別・近隣対策の勘所

 

木造解体は、解体案件の中でも最も件数が多く・近隣との距離が近い工種です。
「手壊し → 小型機 → 分別 → 搬出」という基本型を、粉じん・騒音の最小化安全の確保という観点で徹底解説します。


1. 基本フロー

1️⃣ 仮設足場・防音/防炎シート・散水設備の設置
 → 作業前に近隣への視覚・騒音・粉じん対策を完了。

2️⃣ 屋根材・建具・設備の手外しで軽量化
 → 重機負荷を減らし、解体の安全性を確保。

3️⃣ 小型バックホウ搬入、梁→柱→壁の順に分別解体
 → 重心を意識して構造を“崩さずに分ける”。

4️⃣ 材質ごとの仮置きゾーン(木・金属・ガラ・石膏)
 → 分別精度を高め、処分費を最適化。

5️⃣ 搬出・清掃・第三者目線での完了検査
 → 「見せる現場」で信頼を得る。


️ 2. 近隣対策の型

時間帯宣言
 高音作業は午前11時前後に集中。洗濯・休憩時間に配慮。

散水ログの記録
 開始/終了時刻・散水量を記録し、苦情時の根拠に。

通路清掃は1日3回(朝・昼・退場前)
 ほんのひと手間で「印象が一変」します。


‍♀️ 3. 安全の要点

  • 屋根上作業は親綱+フルハーネスを必須。

  • 重機周囲は立入禁止、誘導員を配置。

  • 釘・ガラスによる二次災害を防ぐため、保護具(長靴・防刃手袋・ゴーグル)を常備。

安全は“段取り”で確保するもの。
作業中の判断では遅い、が鉄則です。


♻️ 4. 分別と再資源化

木くず
含水率・釘残りに注意。釘外しの工夫で受け入れ先が変わります。

石膏ボード
可燃混入厳禁。破砕・飛散を抑え、パレット保管で搬出効率アップ。

金属
磁選・手選別で価値を最大限回収。リサイクル率UP!


️ 5. 10日スケジュール例(延床25坪・路地奥)

日数 作業内容
1日目 仮設足場・シート設置、掲示・近隣あいさつ
2〜3日目 手壊し(屋根材・建具・設備)
4〜6日目 小型機による本体解体、分別徹底
7〜8日目 基礎・土間撤去(静的破砕剤併用で振動抑制)
9日目 搬出集約・清掃・境界確認
10日目 整地・最終確認・写真引渡し

⚠️ 6. よくある失敗と回避策

失敗例 回避策
雨天で粉じん対策を怠る → 泥跳ね苦情 散水+通路養生を厚めに設定
仮置きスペース不足 → 混合化で処分費増 先に庭・駐車場を仮置きとして確保
搬出時間が通学時間と重複 学校カレンダーを反映した工程表を作成

✨ 7. まとめ

木造解体は「壊す技術」ではなく「気配りの技術」。

  • 養生と散水で静音・粉じんをコントロール

  • 分別精度でコストと環境負荷を最適化

  • 近隣との信頼関係が次の案件を呼ぶ

“見られている現場”こそ、良い現場。
静かで清潔、そして安全な現場づくりが、クレームゼロと信頼の第一歩です。

 

 

 

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三光建設の雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社三光建設、更新担当の中西です。

 

アスベストは“有無の確認”で終わりません。レベル区分で対策と工期、費用が大きく変わるため、調査→計画→周知→実施→記録を一気通貫で設計することが不可欠です。本稿では、戸建〜中規模施設までに通用する現実解をまとめます。🧰

 

________________________________________

 

1. 事前調査の進め方 🔍
• 図面・年式・材料名から疑義部位を抽出(吹付材・保温材・成形板・ボード類)。
• 目視+試料採取:想定範囲を過小にしない(二重貼り・改修履歴に注意)。
• 分析結果の反映:レベル1〜3の判定、工程の組み替え(先行除去か封じ込めか)。

 

2. レベル別対策の考え方 🧪
• レベル1(吹付材等):原則除去、負圧養生・集じん・入退室管理・個人防護。工期・費用への影響大。
• レベル2(保温材・断熱材等):除去または囲い込み。機械室・配管周りは動線確保が肝。
• レベル3(成形板等):適切な切断・取り外しと飛散防止。破砕を避け、湿潤化を徹底。

 

3. 近隣と関係者への周知 📣
• 工期・作業時間・高リスク時間帯を明記。
• 監視測定の実施、緊急時連絡フロー。
• 掲示・チラシは平易な言葉と図解で不安を下げる。📝

 

4. 記録とマニフェスト 📸
• 除去量の写真・袋数・重量を一致させる。
• 二重袋・ラベル・保管場所の管理台帳。
• 収集運搬・最終処分までの追跡を残す。

 

5. 事例:1978年竣工・学校校舎の天井材 🏫
• 吹付材の一部改修有。試料採取で含有判明。
• 夜間に負圧ゾーンを設け、動線分離。翌朝の授業に影響しない工程へ。
• 作業中は連続測定、結果を掲示板とWEBで周知。

 

6. まとめ ✨
アスベストは段取りと透明性が鍵。科学的根拠と記録があれば、関係者の不安は最小化できます。次回は木造住宅の解体を“静か・きれい・早い”の型で解説。🏠

 

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三光建設の雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社三光建設、更新担当の中西です。

 

「手続きは後で」──それが最も高くつきます。解体は届出・計画の順番を誤ると着工が遅れ、重機や人員の手配がやり直しに。ここでは、現場が止まらないための法令フローをタイムラインで解説。現地掲示や近隣説明に使える一枚サマリもテンプレ化します。🧭

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1. タイムライン(着工6〜2週間前)⏱️
• 6週前:基本計画、構造種別・規模の確認、アスベスト事前調査の手配。
• 4週前:建設リサイクル法の事前届出準備、分別解体計画の作成。
• 3週前:道路使用/占用の必要性判定、搬出動線のルート設計。
• 2週前:近隣挨拶・掲示、騒音/振動/粉じんの計測計画、ライフライン停止申請。
重要:アスベスト調査結果を起点に他手続きが連鎖します。順番を崩さないこと。🧩

 

2. 主な枠組みと要点 🧰
• 建設リサイクル法:一定規模以上の解体で事前届出と分別解体が義務。工程と分別区分を明記。
• 産業廃棄物管理票(マニフェスト):収集運搬・処分のトレーサビリティ。数量・写真・保管期間。
• 騒音・振動規制:作業時間帯の設定、測定ポイントの設計、苦情時の記録様式。
• 粉じん防止:散水計画、養生シート、防じんマスク、清掃動線。
• 道路使用/占用:ゲート・仮設柵・一時停車の可否。学校時間帯の配慮。
• 労働安全衛生:墜落・重機災害・火気使用の手順、フルハーネスと先行手すり。

 

3. 役割分担(施主/解体会社/行政)👥
• 施主:所有権・境界・ライフライン停止・補助金申請・近隣説明同行。
• 解体会社:手続書類の作成・提出、工程表、現地掲示、計測・記録、マニフェスト運用。
• 行政/警察:届出受理、道路占用・使用許可、指導・立入検査。

 

4. 一枚サマリ(掲示テンプレ)🧾
工事名:〇〇邸 解体工事
工期:〇月〇日〜〇月〇日(9:00–17:00)
責任者:〇〇(連絡先:000-0000-0000)
主な対策:散水による粉じん抑制、防音シート、誘導員配置
高音作業予定:〇/〇・〇/〇の11:00前後
ご協力のお願い:車両移動のお願いをする場合は前日までに連絡します

 

5. 落とし穴と対策 ⚠️
• 道路幅の誤認:実測2.7mで4t不可→搬出コスト増。→事前に実測+近隣車の常駐確認。
• ライフライン未停止:メーター撤去遅れで着工延期。→申請のリードタイム表を事前共有。
• 掲示不備:苦情時に窓口不明。→現場掲示+戸別配布の二重化。

 

6. まとめ ✨
手続きは工程の一部。順番を守れば現場は止まらず、信頼も積み上がります。次回はアスベスト調査と除去を実務目線で掘り下げます。🧪

 

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